原産国とは、ある製品や商品の生産地、あるいはその製品や商品が最終的に製造された場所のことを指します。たとえば、あるブランドの車が日本で設計・生産された場合、その車の原産国は日本となります。「Made in xxx」と表示がある商品であれば、xxx部分が原産国となります。
原産国を見分けるわかりやすい例として、チョコレート菓子を日本で販売した場合を例に解説します。
日本のお菓子メーカーがチョコレート菓子を作る場合、カカオや砂糖などいくつかの原料を仕入れて加工する必要があります。
それら原料がすべて日本で生産され、日本で加工、製造されたものであれば完全に原産国も「日本」となります。
それでは、カカオを「ガーナ」から仕入れた場合はどうでしょうか?
この場合も、カカオを含めた原料を加工して日本の工場で生産しているので、原産国は「日本」となります。
では、チョコレートの製造で使われる原料のカカオのみ、海外から「売って欲しい」と言われたら場合はどうでしょうか?
このケースではカカオは単にガーナから仕入れたものをそのまま売るだけなので、仮に日本から販売、輸出したとしても原産国は「ガーナ」となります。
難しいのがカカオを日本で一部だけ加工したケースです。
この場合、包装や印字だけを日本で加工しただけで、販売しているものがカカオ本体に変わりない場合には、やはり原産国は「ガーナ」となります。
つまり、チョコレートのように「カカオ」ではなく「チョコレート」として販売できる状態にまで日本で最終加工したときに初めて原産国「日本」となるのです。
原産国は、製品や商品の品質や信頼性、特定の文化的価値観などについて、消費者にとって重要な情報の一つとなるほか、貿易や輸入・輸出における関税算出にも係る重要な役割がありますので、正確なげんさん重要な役割を果たしています。